わたしたちは、オフィスやクリニックを
はじめとする
事業用不動産の
新しい貸し方・借り方に
チャレンジする会社です。
創業の事業はオフィス仲介から始まりました。当時は、オフィス専業で小規模ビルを取り扱う会社は少なく、物件をWEB上で公開する企業はいませんでした。今では多くのオフィス仲介業者が物件情報をwebで公開していますが、今もなお小規模物件について、アットオフィスは最多規模で物件の公開をしています。Webで物件を公開することで、今まで認知されなかった物件情報が入居希望者にプロモーションされ、空き室を迅速に埋めるという結果にも
つながっています。
小規模物件を公開する中で、多くのベンチャー企業の移転のお手伝いもさせていただいています。
ベンチャー企業の悩みは、短期間で増加する人・急激に狭くなるオフィス、調達する資金をできるだけ本業へ回したいというキャッシュフローの問題、社歴の短さからくる与信の弱さ、など。
物件の紹介をする不動産会社というよりは、そのオフィスを検討している会社の経営者や総務担当者の代理人のような気持ちで仕事をしています。
我々のオフィス居抜きサービスは、そのような短期間でオフィス移転をするベンチャー企業の方々の相談から始まっています。退去するのに原状回復費用が高額になり、そのまま引き継いでもらえないか、という単純なものです。原状回復を当然としている法人賃貸取引のなかで、居抜きはトラブルになりやすく、所有者もトラブルを避けるために、居抜きには今でも消極的な方が多いのは事実です。しかしながら、居抜きという取引形態は、賃貸契約が途切れなく賃貸人が変わり、賃料下落が起きずに、賃貸料も途切れることが少ないため、所有者メリットも大きく、トータルで考えると収益性のメリットが、貸主・借主双方に生まれています。
入居者のニーズの最前線にいることで、入居者ニーズに対応した不動産施策を貸し手にも提供できるのがアットオフィスの強さです。働き方や働く人口のトレンドの変化が大きくなっていますが、古くなったビルはときに時代に取り残されたかのような状態のものもあります。不動産が持っている可能性を引き出し、最適な入居者を見つけることで、貸し手の収益をより多く、入居者にとっても最大の価値を作り出したいと、思っています。
場所によっては、オフィスビルからクリニック+店舗に切り換え募集をしたり、住居として募集していた物件をオフィスとして募集したりもします。
不動産の所有者にとって収益は価値のひとつの指標ではありますが、それが全てではないということを、契約を交わす度に感じます。
今はビルが建ってる場所にかつては自宅があったとか、本社があった場所であるとか、今でも近隣に住んでいたりなど、物件に対する思いは所有者様々で、収益を重視する方がいれば、ご近所のかたに有益に利用をしてほしいとか、できれば若い起業家の方に少しは貢献できれば、など所有者の不動産に込める思いは様々です。
不動産を通じて、所有者と借り手がともに多くの価値をそこで生み出すことができるサービスを私たちは業務を通じて提案していきたいと思っています。
取締役社長CEO 谷 健太郎